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椿のきもの
先日、沖縄タイムス伝統芸能選考会の贈呈式と祝賀会が行われました。
選考会は6月に三線からスタートし、各部門の選考を経て、10月に合格者は一同に会し、芸能祭の舞台を踏みます。
それから晴れて、11月の贈呈式を迎え、選考にかかわる一連の行事が終わります。
1954年に始まった新人芸能祭を前身とする伝統芸能選考会は、今年で57回目を迎えたそうです。
終戦後、琉球古典芸能の復興の大きな役割を果たすとともに、今日では伝統芸能選考会のおかげで、琉球古典芸能の楽しさや素晴らしさが現代にも引き継がれています。
日本の舞踊文化の南限を示す貴重な無形文化財はこのようにして、伝承されてきたのだと実感します。
今年は当会からグランプリの合格者もおり、とても晴れやかな雰囲気につつまれました。
琉球舞踊重踊流には、揃いの着物があり、授賞式をはじめおめでたい席には、これを着用する場合があります。
黒の袷の着物で、椿の模様、「三つ扇」の紋がひとつ入っているのが特徴です。
春秋用のベージュの着物もあり、これには白の椿の柄がはいっています。
2011年11月21日